人生の旅にそっと寄り添うしごと

最近、「ヨガ以外でどんなお仕事をしてるの?」と聞かれる機会がありました。
そう言えばあまりお話ししていなかったな、と思い、今日は少しだけそのことを書いてみようと思います。


実は私、〝エンゼルケア〟というお仕事に携わっています。


*エンゼルケア…旅立たれた方のお身体を清め、整え、ご家族が安心してお別れできるよう寄り添うお手伝いのこと)




偶然のようで、どこか“導かれた”ような出会い

このお仕事に出会う少し前、道端でうずくまっているムクドリさんを見つけました。
どうにか安全な場所に移動させたものの、翌日には静かに命を閉じていて…
どうするのが正しいのか迷いながらも、私はそっと土に埋めてあげました。

SNSに「どうしたらいいんだろう」と投稿したら、
たくさんの人が「Yumが思うようにしてあげたらいいよ」と背中を押してくれたこと、
その時の空気の“静けさ”や“優しさ”みたいなものが、今でも心に残っています。

だから、エンゼルケアの仕事を見つけたとき、
あの瞬間とつながったような感覚があって、
「もしかしたら、これが私の役割なのかもしれない」と思ったのです。




向いているかどうかは、今でも自信はなく

正直に言うと、
「この仕事、私に向いてないんじゃないかな?」と今でも思うことがあります。

環境が環境だけに “よかった!” と思える瞬間はあまりありません。
それでも、不思議と嫌だとか辛いと感じたことはなくて、
むしろ神聖な場面に関わらせていただいていることがありがたいとさえ思っています。

誰かにとっては苦手でも、
自分にとっては苦ではないことが本当の “役割” かもしれない。
そんな言葉を思い出したりもして。

ご家族とお話しする時間や、最後のケアに向き合う瞬間は、
「一人じゃないよ、大丈夫だよ」
そんな“寄り添い”の気持ちを、自分の中で静かに整える時間でもあります。



エンゼルケアとヨガの、深いところでのつながり

もともと少し変わった人生観をもっていた私。

このお仕事を始めてから、今まで以上に死に対する恐怖は小さくなりました。
「死は、自然の流れの一部」と受けとめられるようになったから。

そして同時に、
今この瞬間を生きることの大切さ、
サントーシャ(足るを知る)の感覚にもより気づけるようになりました。

ヨガで伝えたいことも、まさにそこ。
今 を大切に生きること。
じぶんの内側を見つめ、寄り添い、ととのえていくこと。

ヨガも、エンゼルケアも、
大切にしている方向は実は同じなのだと感じています。



最後に、読んでくれているあなたへ

私が伝えたいのは、
「あなたはもうすでに素晴らしい存在」
ということ。

一人一人の人生には必ず目的があって、
あなたにはあなたにしかない役割があって、
その“何か”に気づいて生きることが、本来の生き方なのだと思います。

そのためにヨガがあり、
その旅を一緒に歩むことができたら、とても嬉しいです。


𓅮


これからもぼちぼちと想いを綴って参ります。

今日もそこに居てくださって、ここまで読んでくださって、ありがとうございます。

ナマステ♡

Yüm